山茶花(さざんか)の上生菓子

 

山茶花は初冬に咲く花です。椿の花に似ていますが、椿が花の形のまま落ちるのに対し、山茶花は花びら一枚一枚をはらはらと散らします。上生菓子の意匠としては、手技で花をかたどり、中央に黄色いそぼろのしべを添えるのが定番です。さらに、煉切や羊羹製の葉を添えることも多いです。