花菖蒲・あやめ

花菖蒲・あやめ · 2018/05/27
古来、菖蒲は尚武や勝負に通ずるものとされ、端午の節句に欠かすことのできないものです。 今日は、涼味あふれる葛を用いて抽象的に花菖蒲をかたどったお菓子をお届けします。

花菖蒲・あやめ · 2018/05/26
「唐衣の舞(からころものまい)」錦玉製:俵屋吉富 淡紫色と白の二色の羊羹を重ね、その上に配した錦玉羹の中に、羊羹製で杜若(かきつばた)を描いたお菓子です。 初夏の水辺に群生する杜若のさわやかな光景が浮かびます。 紫の羊羹で単に花びらを写すだけでなく、輪郭のみで表現している部分があるのが斬新ですね。...

花菖蒲・あやめ · 2018/05/15
梅雨時、各地の菖蒲園では、見事に咲きそろった花菖蒲を楽しむ人でにぎわいます。 端正な扇形に整えられたこのお菓子からは、山野の湿地に自生する野生の花菖蒲というより、人の手で丹念に栽培された公園の花菖蒲をイメージします。

花菖蒲・あやめ · 2018/05/02
平安時代初期の歌人、在原業平の歌「唐衣着つつなれしつましあればはるばる来ぬる旅をしぞ思ふ」にちなんだお菓子です。

花菖蒲・あやめ · 2018/04/17
生地を布巾で包み絞る技法を「茶巾絞り(ちゃきんしぼり)」といいます。 シンプルな形ですが、絞る際の力の入れ加減やひねり具合で、絶妙な変化が生まれます。絞った特にできる布巾のしわにより、生地に繊細な筋模様が付きますが、ひとつひとつ異なる筋の表情の違いも楽しめます。

花菖蒲・あやめ · 2018/04/13
「あやめ」煉切製:金米堂本店 白い煉切に紫と黄色のぼかしを入れ、茶巾絞りにします。さらに、緑色に染めた煉切を剣状にかたどり、葉に見立てたものを二枚添えたお菓子です。 天に向かって真っすぐに伸びた茎と葉、その上に雅な紫の花をつけるあやめの姿を見事に写した逸品です。

花菖蒲・あやめ · 2018/04/04
「花しょうぶ(はなしょうぶ)」煉切製:金米堂本店 紫と白にぼかし染めた煉切で小豆こし餡を包み、布巾で絞ります。さらに花弁をへらで切り分け、先を指でつまみます。緑色の羊羹で細い刀のような葉を添え、中央に黄色いそぼろのしべを配し、形と色のバランスをとっています。

花菖蒲・あやめ · 2014/05/01
「若むらさき(わかむらさき)」きんとん製:いいだばし萬年堂 紫と白の二色のそぼろを小豆つぶ餡のまわりに植え付け、初夏の頃、紫色に咲く花を写したお菓子です。 写真で撮ると、少し青みがかって再現されてしまいますが、実際の色はもう少し紫寄りの色です。...

花菖蒲・あやめ · 2014/05/01
「花菖蒲(はなしょうぶ)」外郎製:東宮 淡い紫に白のぼかしを入れた四角い外郎皮に黄身餡をのせ、きれいにたたみ、上部にへらでくぼみをつけ、花菖蒲の花を写しています。 まるで絹織物を折り畳んだような意匠が優美で、外郎生地ならではの透かしが独特の品を醸し出していますね。...

花菖蒲・あやめ · 2014/05/01
「彩むらさき(あやむらさき)」羊羹・浮島製:清閑院 上面に紫色で花菖蒲をイメージする模様を描いた浮島を、きざみ栗を入れた抹茶羊羹に重ねたお菓子です。 花菖蒲咲く初夏の風景を、現代的な感覚で見事に表現していますね。...

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