· 2018/07/28
「萩の舞(はぎのまい)」蒸し羊羹製:秀山庵 粒立ちのよい小豆がたっぷりと入ったつぶ餡に、蜜煮のうぐいす豆を混ぜ、小麦粉を加えて蒸し固めた羊羹です。 こぼれるように咲き誇る萩の花を小豆の粒々で、、萩の葉っぱを、うぐいす豆で写しているように思います。 切る断面によって、萩の表情が刻々と変化するのが楽しいですね。

 · 2017/09/11
「山里(やまざと)」薯蕷・羊羹製:寿々木 小豆こし餡を薯蕷生地で包み、さらにその上から薄緑色に染めた羊羹で巻き包みます。次に、細い短冊状に切った錦玉のまわりに、薄紅色に染めたみじん粉を鈴なりに付けたものを添えて萩を写しています。 萩は日本の秋を代表する花。...

 · 2017/09/11
「こぼれ萩(こぼれはぎ)」きんとん製:柏屋 緑色に染めたそぼろを小豆つぶ餡のまわりに植え付け、萩の花に見立てた薄紅色と白のみじん粉を散らしたお菓子です。 豊かにこぼれんばかりに咲き満ちる萩の花は、豊穣の秋のシンボルともされています。 また、こぼれるように散りゆく萩の美しさにも心打たれるものがあります。

 · 2017/09/11
「夏萩(なつはぎ)」きんとん製:福島家 緑色に染めたそぼろを粒餡のまわりにこんもりと植え付け、赤く染めたみじん粉を散らし、シンプルに夏萩を写しています。 夏萩とは、夏に花を咲かせる萩の総称で、6月頃から咲き始める宮城野萩(みやぎのはぎ)や、七月ごろに開花する犬萩、猫萩などが含まれます。...

 · 2017/09/11
「こぼれ萩(こぼれはぎ)」葛製:両口屋是清 白いんげん豆のこし餡を淡緑色に染めたもので、小豆こし餡を包み丸め、一番外側を葛で包み茶巾絞り仕立てにします。さらに、薄紅色に染めたみじん粉を散らし、葉の上にこぼれ落ちた萩の花を写しています。...

 · 2017/09/11
「小萩(こはぎ)」羊羹・鹿の子製:志むら 道明寺羹と深緑色に染めた羊羹を合わせ、帯状にして大納言鹿の子のまわりを囲います。最後に白や紅色のみじん粉を上に散らし、萩の花を写しています。 小萩とは、 小さい萩のことで、また、萩の美称でもあります。俳諧の世界では秋の季語になっています。...

 · 2017/09/11
「夏萩(なつはぎ)」きんとん製:大倉山青柳 緑色と白にぼかし染めたそぼろを小豆つぶ餡のまわりにこんもりと植え付け、紐状の緑の羊羹のまわりに赤と白のみじん粉を散らし、夏萩を写したお菓子です。 少し違う角度から見ると、そぼろのはね具合が変化し、お菓子の表情が変わります。 光の当たり方も変わって、色合いがより明るくなりましたね。

 · 2017/09/11
「萩の露(はぎのつゆ)」錦玉製:菊家 器に硫酸紙を敷き込み、煮詰めた錦玉を注ぎ、緑色に染めた羊羹片を入れ、紙を絞って冷やし固めます。最後にピンク色に染めたみじん粉を散らし、露を含んで可憐に咲く萩の花を写したお菓子です。 透明な錦玉越しに見える緑色は、まさに夜露に濡れた野の花の風情ですね。...

 · 2017/09/11
「こぼれ萩(こぼれはぎ)」 こなし製:甘春堂 黄緑色と白にぼかし染めたこなしで小豆こし餡を包み茶巾で紡錘形に絞ります。さらにへらで弧を描くように筋をつけ、紅白のみじん粉を線状に散らしたお菓子です。 日本人は、咲いている花だけでなく、散りゆく花にも風情を感じ、最後まで丁寧に味わい尽くします。...

 · 2017/09/11
「こぼれ萩(こぼれはぎ)」煉切製:秋色庵大坂家 小豆煉切を緑色の煉切でぼかし染めて黄身餡を包み、萩の葉をかたどった木型で押し抜き、紅白のみじん粉を散らしたお菓子です。 萩の葉は、「 三出複葉(さんしゅつふくよう)」といって、本来1枚の葉であったものが進化(変化)して3つの小さな葉に分かれた形が特徴で、クローバーと同類の葉っぱです。...

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