春の花

春の花 · 2017/04/29
「四つ葉のクローバー(よつばのくろーばー)」煉切製:いづみや 緑と白にぼかし染めた煉切で抹茶餡を包みまるめ、手技にて四つ葉のクローバーをかたどり、細長く切った羊羹を添え、茎を描いたお菓子です。 クローバーは別名、シロツメクサ(白詰草)ともいい、俳句の世界では晩春の季語になっています。...

春の花 · 2016/04/29
「紫雲英(げんげ)」薯蕷製:豊島屋 緑色に染めた薯蕷生地で紫餡を巻き、棹物に作り輪切りにしたお菓子です。 れんげ草が田んぼ一面に咲き満ちた様子は、日本の農村の春の原風景ですね。 花の形が蓮の花に似ていることから「蓮華草(れんげそう)」と名付けられました。...

春の花 · 2016/04/27
「桜草(さくらそう)」きんとん製:一炉庵 緑色に染めたそぼろを小豆つぶ餡のまわりに植え付け、煉切製の花を散らし、桜草を写したお菓子です。 桜草は淡い紫色の5弁の切れ込みの入った花びらの形が桜の花に似ているため、この名が付きました。 夏の暑さと乾燥には弱いですが、日本の気候風土に合っていて、花は美しくとても清楚です。...

春の花 · 2016/04/25
「都わすれ(みやこわすれ)」煉切製:シベリア本舗 紫色と白にぼかし染めた煉切で小豆こし餡を包み、手技でミヤコワスレの花をかたどったお菓子です。 ミヤコワスレとは、山野に自生するミヤマヨメナの日本産園芸品種です。 開花期は4〜6月頃で、花は派手さはありませんが、菊に似た清楚な美しい花を咲かせます。...

春の花 · 2016/04/20
「花水木(はなみずき)」月餅製:鶴屋八幡 白い月餅生地を正方形にうすくのばし、四つの角を折るようにして青餡を包み、合わせ目の部分に焼き目を付け、花水木の花を写したお菓子です。 月餅製とは、鶴屋八幡さん特有の製法名で、 いわゆる中国菓子の月餅とは全く別ものです。...

春の花 · 2016/03/29
「チューリップ」煉切製:村上 紅色と白にぼかし染めた煉切で抹茶餡を包み込み、手技でチューリップの花をかたどり、黄色いそぼろのシベを配し、緑の羊羹製の葉を添えたお菓子です。 チューリップはトルコ原産で、ヨーロッパに渡り、オランダで特に好まれ、品種改良されました。...

春の花 · 2016/03/27
「花もくれん(はなもくれん)」煉切製:柏屋 紫と白にぼかしそめた煉切で小豆こし餡を包み茶巾絞り仕立てにし、緑色の煉切製の葉芽を添えモクレンの蕾を写したお菓子です。 一般にモクレンというと、紫色の「紫木蓮(しもくれん)」を指します。白い花を咲かせるモクレンは「白木蓮(はくもくれん)」と呼んで区別します。...

春の花 · 2016/03/24
「連翹(れんぎょう)」きんとん製:福壽堂秀信 黄色く染めた薯蕷煉切をそぼろ状にして小豆つぶ餡のまわりに植え付け、連翹を写したお菓子です。 連翹の「翹」は、鳥の尾羽のように、高く弧を描いて立つ様を意味します。 その言葉どおり、鮮やかな黄色の花をびっしりつけた枝を、はね上げるように広げます。...

春の花 · 2016/03/20
「こぶしの花(こぶしのはな)」煉切製:菊家 青紫色に染めた煉切で柚子餡を包み、こぶしの花をかたどった木型で押し抜き、銀箔を散らしたお菓子です。 こぶしは、早春に白い六花弁をつけ、手折ると芳香がします。 蕾の形が赤ちゃんのこぶしに似ているとか、果実の形がにぎりこぶしのようにデコボコしているところからこの名がついたといわれています。...

春の花 · 2015/04/24
「道行き(みちゆき)」煉切製:秋色庵大坂家 小豆の煉切で黄身あんを包み、赤と黄色のチューリップを木型で押し抜きます。さらに、二頭の蝶の押し型をつけ肉桂粉でなぞったお菓子です。 色鮮やかなチューリップは春の花壇や花畑の主役ですね。 江戸時代には、「牡丹百合(ぼたんゆり)」「鬱金香(うこんこう)」などと、素敵な名前で呼ばれていたそうです。...

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