蔦(つた)の上生菓子

 

蔦は蔓(つる)性の植物で物に絡みつき、どんどん這い回る性質があります。山野では木々や岩に、街中では建物の外壁や石垣などに絡みついている姿をよく目にします。晩秋には鮮やかに紅葉して人目を惹きつけます。上生菓子としては、求肥餅の上に、羊羹製や煉切製の蔦の紅葉を配し、グラス絞り羊羹で蔓を描いた意匠が定番です。