おだいがし(御題菓子)

 

人々が集まって共通の御題(おだい)で歌を詠み、その歌を披講する会を「歌会」いいます。 この「歌会」の中でも天皇によって開催されるものを「歌御会(うたごかい)」といい、年の始めに開かれるものは「歌御会始(うたごかいはじめ)」と呼ばれていました。 1926年以降は「歌会始(うたかいはじめ)」と名称を改められました。 

 

この「歌会始」でのお題に因んだ菓子を「御題菓子」「勅題菓子(ちょくだいがし)」といいます。お題の持つ詩的世界をお菓子に表現する感性、姿や味の良さ、など、和菓子職人さんの技量が試される、年に一度の機会です。 

 

ちなみに、過去10年間の御題は。 2009年:生、2010年:光 、2011年:葉 、2012年:岸 、2013年:立 、2014年:静、2015年:本、2016年:人、2017年:野、2018年:語 。 

 

2015年の御題「本」にちなんだ上生菓子