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「秀山庵」さん

 

今日は横浜市戸塚区にある御菓子司「秀山庵(しゅうざんあん)」さんに行ってきました。

 

昭和47年に創業し、現在で2代目となるお店です。

 

 

 

 

人気商品は「コシヒカリ団子」。

 

普通、団子と言えば、白玉粉や上新粉を使って作られるのが一般的です。

 

白玉粉は、もち米を水に浸したあと、水を加えながら挽き、沈殿したものを乾燥させたもので、滑らかでモチモチした食感が特徴です。

 

上新粉は、うるち米を洗い、乾燥させてから粉にしたもので、その独特な歯ごたえが特徴です。

 

 

秀山庵さんの団子は、このいずれでもなく、うるち米のコシヒカリを、ご飯を炊くように炊いてそれを搗き込んで作るという珍しい製法のお団子です。

 

日本人の主食であるご飯から生まれたお団子なので、お米の香りと旨みがしっかり感じられるのが特徴です。

 

 

 

味付けの種類が多く、みたらし、こし餡、つぶ餡、抹茶だれ、ごまだれ、よもぎなどがあり、その中から「みたらし」と「こし餡」を購入しました。

 

 

連なる団子の上に行儀よく端正に盛られたこし餡は、国産の小豆を使って丁寧に自家製餡したもので、とてもあっさりした上品な味。

 

みたらしは、その淡い飴色からもわかるように、醤油が控えめで甘さ寄りの私好みの味でした。

 

いずれも、保存料など添加物は一切使っていないので当日中が消費期限です。

 

 

 

さてさて、本題の上生菓子ですが、全部で4種類あり、すべて煉切製です。

 

 

「なでしこ」煉切製:秀山庵

ピンクと白にぼかし染めた煉切で小豆こし餡を包み、木型で押し抜き撫子の花一輪を表したお菓子です。黄色いそぼろのシベと、緑の細い葉を添えています。

 

五弁の花先が細裂する花姿を見事に図案化していますね。

 

 

「ほたる」煉切製:秀山庵

黄色と薄紅色にぼかし染めた煉切で小豆こし餡を包み、茶巾絞り仕立てにします。黄色い煉切と黒胡麻を組み合わせ、ホタルの虫体と光を写したものを上に配し、金箔を散らしたお菓子です。

 

 

「雨あがる(あめあがる)」煉切製:秀山庵

七色に染めた煉切生地をうすくのし、表面に千筋をつけ、小豆こし餡を巻き包んだお菓子です。

 

例年なら7月下旬ころまでぐずぐずと梅雨が続いているので、虹を写したお菓子も相応しいのですが、今年はあまりにも早く梅雨明けしてしまったので、季節外れ感が漂ってしまいますね。

 

 

「あさがお」煉切製:秀山庵

ピンクと白にぼかし染めた煉切で小豆こし餡を包み手技にて朝顔の花をかたどり、緑の煉切製の葉を添えたお菓子です。

 

花びらに結んだ露は錦玉で表現されることが多いですが、珠状に丸めた煉切で表しているのが新鮮ですね。

 

 

 

団子をはじめ、麩まんじゅうや葛饅頭など、素朴な朝生菓子が人気のようですが、上生菓子も得意分野とのことで、毎月趣向を凝らした逸品がつくられています。

 

今後も、毎月必ず訪れたい最近はまっている和菓子屋さんです。