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星まつり(鶴屋吉信)

「星まつり(ほしまつり)」外郎製:鶴屋吉信

紫と白にぼかし染めた外郎を長方形にのし、斜めに千筋をつけ、巻くようにして小豆こし餡を包みます。その上に銀粉で天の川を描き、それをはさんで左右に、金箔と銀箔を添え、織姫・彦星に見立てたお菓子です。7月1日~7日までの期間限定販売です。

 

「星まつり」とは、七夕の別名です。

 

 

金箔と銀箔で織姫と彦星を表現する意匠は鶴屋吉信さんの定番の手法です。各年お菓子の形は変わっても、この決まりごとは忠実に守られています。

 

 

「星願い(ほしねがい)」外郎製:鶴屋吉信(2013年)

水色の外郎生地の中央を帯状に紫色にぼかし染め天の川を写し、それをはさんで金箔と銀箔を配しています。

 

 

「逢瀬(おうせ)」外郎製:鶴屋吉信(2014年)

紫色と水色の二枚の短冊状の外郎生地に千筋を付け、十字形に組み合わせて餡を巻き包み、その上に金箔・銀箔を配しています。

 

 

 

 

最後に、金箔と銀箔、どちらが織姫でどちらが彦星なのか、拡大して予想してみました。

 

 

金箔は、横長の紡錘形の部分が牛の輪郭に見えるので、こちらが牽牛星(彦星)と、私は解釈しました。

 

銀箔は、下半分の部分が長方形の機織り機に見え、銀箔が少し散らばって見える上半分は、せっせと布を織る織女のように見えるので、こちらが織姫と解釈しました。

 

 

ひとつひとつ手作業で作られるお菓子ですから、金箔・銀箔の形も偶然の産物で、すべて異なりますが、イメージを膨らませて見ると、それらしい形に見えてくるのが面白いですね。