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嘉祥蒸羊羹(とらや)

 

 

今日、6月16日は「和菓子の日」です。この記念日にちなんだ、限定販売のお菓子をお届けします。

 

 

「嘉祥蒸羊羹(かじょうむしようかん)」羊羹製:とらや

小豆つぶ餡に小麦粉、葛粉、砂糖、黒砂糖を混ぜて型に流し入れ、蒸して作った羊羹です。夏負けを防ぐ効果があるとされる黒砂糖を加えているのが特徴です。平成12年(2000)に初めて創作されたお菓子です。

 

 

菓子箱の側面に記載されている解説によると、《江戸時代、6月16日には、菓子を食べ厄除招福を願う「嘉祥」という行事がありました。江戸城では大広間に2万を超える菓子が並べられ、大名・旗本に下賜(かし)されました。『嘉祥蒸羊羹』は、この菓子のひとつを再現したものです。》

 

 

この羊羹には「厄除招福」のお札が添えられており、その裏面に、全国和菓子協会による「和菓子の日」の解説文が記されています。

 

 

 

 

さっそく、切り分けてみましょう。

 

 

中には小豆がザックザック入っていて豆好きにはたまらない一品です。蒸し羊羹ならではのもちもちした食感と、甘さ控えめで小豆の風味が際立つ素朴な味わいを堪能できました。

 

 

今や羊羹と言えば練り羊羹が主流ですが、羊羹の歴史において先に登場したのは蒸し羊羹です。

 

両者がどう違うのかというと、練り羊羹は寒天を使って固めるのに対し、蒸し羊羹は、小麦粉や葛粉などの澱粉を用いて固めます。

 

蒸し羊羹の方が水分が多く、糖度が低いのであまり日持ちがしません。煉り羊羹は高温で数時間煮詰めるため、その工程で殺菌され、さらに糖度も70%前後という高さなので、真空パック詰めにすれば1年以上も日持ちするものもあります。

 

最近、地震が頻発しているので、非常食として練り羊羹を1本用意しておきたいですね。