そっくり和菓子

 

今日は、和菓子の素材を使って本物そっくりに作られた工芸菓子をお届けします。 

 

「工芸菓子」というのは、すべて食べられる素材を使って、我々の身の周りにあるいろいろなものを、写実的、立体的、絵画的に表現したものです。 

 

上生菓子とどう違うのかというと、上生菓子は必ずしも写実的である必要はなく、表現方法は多彩で、むしろ抽象的な意匠が多いのが特徴ですね。 

 

とにかく工芸菓子は写実力が命で、誰が見てもひと目で何なのかわかるリアルさを追求する世界なのです。

 

 

今日お届けするそっくり和菓子はこちらです。

 

「鳴門巻(なるとまき)」煉切製:富貴

 

 

「伊達巻(だてまき)」煉切製:富貴

 

いずれも煉切のみで作られたお菓子で、中に餡は入っていません。おせち料理にちなんだ、お正月用のお菓子です。

 

鳴門巻きは、紅白の色合いや模様が「熨斗(のし)」に見える事から、めでたい行事には 必ず入っている縁起物です。

 

伊達巻は、巻いてある形が昔の書物の形に似ていることから、学問や習い事の成就の意味が込められています。 

 

 

富貴さんへは、例の歌舞伎にちなんだ和菓子を買いに行ったのですが、ショーケースの隅で異彩を放っていたこれらのお菓子に目が釘付けになってしまいました。 

 

最初はお菓子とは思えず、なんで和菓子屋さんでかまぼこを売っているのかとびっくりしました。 

 

おせち料理の中にそっと潜ませておいて、食べる人の反応を楽しみたいですね(o^^o)