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蠟梅(鶴屋八幡)

「臘梅(ろうばい)」きんとん製:鶴屋八幡 

粒餡を芯にして、金茶色のそぼろを植え付け、所々に小豆粒を添えたお菓子です。

 

金茶(きんちゃ)色は、明るく黄色がかった茶色で、金色に近い色合いです。茶系の中でも、どちらかといえば明るい方の色であり、派手目の系統。別名、山吹茶色ともいいます。

 

このお菓子のポイントは、小豆の粒が何を表現しているのか、ということです。

 

ロウバイにもいろいろ種類がありますが、基本種は、花の中心部は暗紫色で、その周囲が黄色なので、暗紫色の部分を小豆で表現しているのでしょうか?

 

または、ロウバイはつぼみの姿も可愛らしく、花よりもつぼみの方が好きだという人もいるくらいで、またロウバイの花は全部が一斉に開花するのではなく、枝先から徐々に咲く感じなので、花とつぼみを両方同時に観賞できます。よって、小豆粒はつぼみを現しているのかもしれません。

 

 

ロウバイはロウバイ科ロウバイ属の落葉低木です。 

 

様々な漢字があてられ、蝋梅、蠟梅、臘梅などと書きます。さらに唐より伝わったので唐梅ともいいます。名前に梅がついていますが、梅とは別属です。

 

名前の由来は、花びらが蝋(ろう)のような色であり、臘月(ろうげつ:陰暦の12月)に梅に似た花を咲かせるところからきたといわれています。