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かぶ(秋色庵大坂家)

「かぶ」煉切製:秋色庵大坂家 

白と薄紅色にぼかし染めた煉切で小豆こし餡を包み、蕪をかたどった木型で押し抜いたお菓子です。葉の部分は緑色の煉切を付けています。 

 

 

蕪(かぶ/かぶら)は、大根と並ぶ代表的な冬野菜です。関東では「かぶ」、関西では「かぶら」と呼ばれます。 

 

古来より縁起物として、やきものや漆器、着物の意匠として、また上生菓子の題材としても人気があります。 

 

古語で頭のことを「かぶ」「かしら」と呼び、「頭(かぶ)」が「蕪(かぶ)」に通じ、「頭(かしら)になる」の用例から、「蕪」が出世の象徴、縁起物となったといいます。 

 

また、蕪は、勢い良く繁る葉とたくましく根付く根からは『家運繁栄』『子孫繁栄』、ふくよかなその姿からは『家庭円満』、丸々と健やかに育つ姿には『無病息災』などのご利益があるそうです。 

 

蕪は、痩せた土地でも早く大きく育つ上、葉も茎も根も食べられて、生でも煮てもおいしく、干して漬ければ保存食にもなるし栄養価も高い… と、とにかく良い事尽くしのありがたい野菜ですね。