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星見草(豊島屋)

「星見草(ほしみぐさ)」きんとん製:豊島屋 

紫と白にぼかし染めたきめの細かいそぼろを、小豆つぶし餡のまわりに植え付け、頂上部に黄色いしべを添えたお菓子です。 

 

 

秋しくの花(あきしくのはな)、厚物咲(あつものざき)、いなで草(いなでぐさ)、隠君子(いんくんし)、大菊(おおぎく)、翁草(おきなぐさ)、弟草(おとうとぐさ)、女花(おんなばな)、かたみ草(かたみぐさ)、かはらよもぎ、黄菊(きぎく)、菊(きく)、菊大輪(きくたいりん)、菊作(きくつくり)、菊時(きくどき)、菊の主(きくのあるじ)、菊の友(きくのとも)、菊の宿(きくのやど)、菊畑(きくばたけ)、菊日和(きくびより)、金草(きんそう)、金目貫(きんめぬき)、草の主(くさのぬし)、管物(くだもの)、狂ひ菊(くるいぎく)、黄金草(こがねぐさ)、小菊(こぎく)、猩猩菊(しょうじょうぎく)、少女草(しょうじょぐさ)、承知の花(しょうちのはな)、白菊(しらぎく)、醉楊妃(すいようひ)、蘇我菊(そがぎく)、園の菊(そののきく)、大般若(だいはんにゃ)、契草(ちぎりぐさ)、中菊(ちゅうぎく)、千代見草(ちよみぐさ)、残り草(のこりぐさ)、初菊(はつぎく)、初見草 はつみぐさ、花の弟(はなのおとうと)、一重菊(ひとえぎく)、百夜草(ひゃくやそう)、紅菊(べにぎく)、星見草(ほしみぐさ)、籬の菊(まがきのきく)、鞠花(まりばな)、八重菊(やえぎく)、山路草(やまじぐさ)、齢草(よわいぐさ)、乱菊(らんぎく)、料理菊(りょうりぎく)  

 

これらはすべて、菊に関する季語です。

 

 

さすが、日本を代表する花だけあって、実にたくさんありますね。

 

このお菓子の菓名「星見草」も菊を表す季語で、夜に空に向かって凛と咲いている姿からこのようなロマンチックな名前が付いたそうです。 

 

上生菓子の菓銘を付ける際に、ひとひねりして、このような珍しい季語から採用されることも多いですね。