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木練柿(とらや)

木練柿(こねりがき)」こなし製:とらや

橙色に染めたこなしで餡を包みまるめ、柿の実の形をかたどり、緑色のこなし製のへたをのせたお菓子です。 

 

実が枝についた状態で熟した柿のことを木練柿といいます。

 

 

柿は、実が赤く熟すことから「あかき」(赤木/赤黄/赤き実)と呼ばれ、それが短縮されて「かき」になったといわれています。 

 

その名前が色に由来するだけあって、柿の最大の特徴のひとつは、あの美しく艶やかな色合いですよね。 

 

熟柿の色を表すのに、朱色、橙色、オレンジ色、朱赤色、黄赤色など、いろいろな色名がありますが、日本の伝統色の中には、ズバリ柿色や照柿(てりがき)色というのもあります。 

 

上生菓子で表現される柿の色も、お店によってさまざまで、デザインの違いだけでなく、色合いの違いも比べてみると楽しいですね。 

 

 

今まで集めた柿の上生菓子の色のみを並べてみました。 

 

 

基本的にオレンジ色ですが、少し黄色みがかったものからピンク色っぽいものまで、バラエティーに富んでいて、ひとつとして同じ色はありません。 

 

上生菓子の色を決める時に、まずは基本素材の色を生かすのが一番ですが、色を見て味が想像でき、色を見て食欲を増すように、また、色を見て日本の季節を想像できるように作るのが理想ですね。