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桔梗(いづみや)

「桔梗(ききょう)」煉切製:いづみや 

紫色と白にぼかし染めた煉切で小豆のこし餡を包み、各種へらを使い手技で桔梗の花を写したお菓子です。 

 

中央でひときわ輝きを放っているのは食用銀箔を丸めたものです。 

 

端正な桔梗の花の特徴をすっきりとデザインした家紋に由来する意匠です。 

 

桔梗の家紋 (出典:家紋DB) 

 

 

桔梗は古代には「岡に咲く神草」という意味で「岡止々支」(おかととき)と呼ばれていました。 

 

また、「桔梗」の漢字二文字から木へんをとると、「吉更」となり、「更に吉」という良い意味になるので、家紋の意匠としてよく用いられ、あの有名な明智光秀や坂本龍馬の家紋にも桔梗が使われています。 

 

さらに、桔梗紋の変形として「清明桔梗(せいめいききょう)」というのがあり、陰陽道では魔除けの呪符とされています。

 

清明桔梗 (出典:家紋市場) 

 

「薬効があり、更に吉な上に、魔除けにもなる」桔梗の秘められたパワーが中央の銀の玉に集約されているように感じます。