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「秋色庵大坂家」さん

 

木型のお菓子の種類の多さでは都内随一。 

 

私のお気に入り和菓子店ベスト5の中に入る秋色庵大坂家(しゅうしきあんおおさかや)さんを、今日はじっくり紹介したいと思います。

 

東京都港区三田にありますが、「大坂家」という名前からもわかるように、以前は大阪方面にお店があったそうです。

 

元禄年間(1688〜1703)に江戸の日本橋に移り開業。創業当時は屋号を「大坂屋」としていましたが、15代目の時に貰い火により焼け出され、港区芝にある金杉橋に移り、16代目で店名を「大坂家」と改めました。 

 

その後、関東大震災に遭遇し、再び店を焼失し、三田に移り、現在に至るという長い歴史をもつ老舗です。

 

 

「秋色庵」の「秋色」は、先祖で俳人であった秋色女(しゅうしきじょ)から名をとったもので、「秋色最中」「秋色羊羹」「秋色汁粉」などと、商品名にも使われています。

 

さて、ここの上生菓子は、年中販売している定番のものと、月替わりのもの、週替わりのものがあり、特に季節折々の花を写した週替わりのお菓子にすっかり魅了され、毎週通い詰めてはコレクションしています。 

 

一年間に52週あり、毎週2種類ずつ出ますから、毎年104種類ものお花のお菓子が楽しめることになり、これらを集めると、お菓子の花図鑑が出来上がりますよね。 

 

そのほとんどが、煉切で小豆こし餡または黄身餡を包み、繊細な木型で押し抜いた作品です。

 

ではでは早速、「和菓子の花図鑑」をお楽しみください! 

 

「梅だより(うめだより)」

 

「香り梅(かおりうめ)」 

 

「吉野の梅(よしののうめ)」

 

「福寿草(ふくじゅそう)」 

 

「乙女椿(おとめつばき)」 

 

「桃の花(もものはな)」

 

「早桜(はやざくら)」

 

「彼岸桜(ひがんざくら)」

 

「御所桜(ごしょざくら)」

 

「御衣黄桜(ぎょいこうざくら)」

 

「山吹(やまぶき)」

 

「藤薫(ふじかおる)」

 

「道行き(みちゆき)」 

 

「深見草(ふかみぐさ)」

 

「ばら」

 

「ばら園(ばらえん)」 

 

「玉ばら(たまばら)」 

 

「芍薬(しゃくやく)」

 

「大山蓮華(おおやまれんげ)」 

 

「花しょうぶ」 

 

「杜若(かきつばた)」

 

「紫陽花(あじさい)」 

 

「額あじさい(がくあじさい)」

 

「姫百合(ひめゆり)」

 

「ささ百合(ささゆり)」

 

「なでしこ」

 

「石竹(せきちく)」

 

「あさがお」

 

「あさがお」

 

「あさがお」

 

「菊の香(きくのか)」

 

「菊(きく)」

 

「友禅菊(ゆうぜんぎく)」

 

「嵯峨菊(さがぎく)」

 

「京小路(きょうこみち)」

 

「京菊(きょうぎく)」

 

「つゆくさ」

 

「桔梗(ききょう)」

 

「こぼれ萩(こぼれはぎ)」

 

「秋桜(こすもす)」

 

「秋桜(こすもす)」

 

「秋桜(こすもす)」

 

「秋明菊(しゅうめいぎく)」

 

「つは蕗(つわぶき)」

 

「侘助(わびすけ)」

 

「雪椿(ゆきつばき)」

 

「水仙(すいせん)」

 

「紅水仙(べにすいせん)」 

 

「水仙(すいせん)」

 

 

いかがでしたか? 

 

秋色庵大坂家さんは私が菓子木型にはまるきっかけになったお店であり、今後も引き続きその上生菓子を追い求めていきたい名店ですね。