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夏の海(坂根屋)

「夏の海(なつのうみ)」上南羹・羊羹製:坂根屋 

青緑色に染めた羊羹とブルーに染めた上南羹を合わせ、その上に煉切製のカモメを配し、夏の海を写したお菓子です。 

 

上南羹とは、寒天で固める流し物の和菓子のことで、錦玉羹に上南粉(きめの細かい米粉)を加えたものです。今回のお菓子もそうですが、 一般に練り羊羹と重ねて二層にしたものが多いですね。

 

 

上南羹の部分を拡大してよくみると、上南粉の微細な粒々が確認できます。この粒が絶妙な濃淡を呈し、それが 空の雲の風合いを見事に表現しています。 

 

坂根屋さんは、島根県の出雲大社近くにある明治5年創業の老舗和菓子店です。 

 

このお菓子の海の色が少しくすんだような落ち着いた色合いになっているのは、日本海を写しているからかもしれません。 

 

 

この美しいお菓子を、いろいろな角度から味わってみましょう。 

 

 

羊羹の部分を真横からよく見ると、中に細かい気泡が詰まっているのがわかります。 

 

まるで、水中に潜ったような感覚が味わえます。

 

 

写真を撮影する際の光源の位置を変えると、お菓子の色合いも微妙に変化するのが面白いですね。

 

 

時間帯によって刻々と変化してゆく海や空の色の移り変わりを見ているようです。 

 

 

夏と言えば、やっぱり海! 

 

どこまでも広がる海原、永遠に続く波、きらめく水面、心地よい潮風。。。 

 

夏を満喫するには、海しかないと思っています。

 

ビーチまで徒歩1分のところに住んでいた私は、夏休みには毎日のように海で遊んだものです。 

 

思う存分泳ぎ 

泳ぎ疲れたら浜に上がって砂遊び 

波打ち際で美しい貝殻や小石を拾ったり 

ゴムボートに乗って離れ小島へ探検に行ったことも 

岩場では天然の牡蠣や海藻を採り 

時にはビーチですいか割りをし 

目を見張るような夕焼けを眺め 

時が経つのも忘れ遊び尽くした夏の海 

 

そんな楽しい想い出の数々が、小さなお菓子の中にギュッと凝縮されたような逸品ですね。