「紫陽花（あじさい）」煉切製：みのや本店
青紫色にぼかし染めた煉切で餡を包み丸め、その上に透明の錦玉羹の花びら（四弁のガク）を四つ乗せ、 その脇に羊羹製の葉っぱをあしらっています。
みずみずしい錦玉を効果的に配して、雨に濡れ、生き生きと輝く紫陽花を見事に表現しています。
紫陽花の花と共に香る葉っぱや湿った土、空気の薫りまで感じさてくれるような素敵なお菓子ですね。
錦玉羹は寒天を煮溶かし砂糖や水あめを加えて煮詰め、型に流し入れて固めたものです。
その透き通った爽やかな美しさは夏の情緒を表すのに欠かせないものですね。これからの時季、葛とともに大活躍の素材です。
