「山若葉(やまわかば)」きんとん製:鶴屋八幡
粒餡のまわりに白餡まじりの黄緑色、緑色のそぼろを植え付け、若葉萌える初夏の山を写したお菓子です。
「山若葉」とは、山全体が新緑に包まれた様子を言う初夏の季語です。
冬の間すっかり葉を落し、枯れ色だった山肌に、落葉樹が一斉に新緑の葉を茂らせると、山全体がまるで新しい着物をまとったように見えます。
秋の紅葉に包まれた山を”燃えるような”と表現しますが、初夏の山も、その新緑の勢いに圧倒され、思わず若葉色に燃えていると表現したくなる光景ですね。
でも、この場合は読み方はおなじ”もえる”ですが、「萌える」というべきでしょうね。
いずれにしても、「再生」「復活」「蘇り(よみがえり)」を象徴する若葉から、大いに元気をもらいましょう!