· 

五月風(鶴屋吉信)

「五月風(さつきかぜ)」こなし製:鶴屋吉信 

赤、黄、白、青の4色に染め分けたこなし生地に千筋をつけ、小豆こし餡を巻き包み、鯉のぼりの吹き流しを写したお菓子です。 

 

鯉のぼりの吹き流しといえば、イメージするのは五色の吹き流しではないでしょうか? 

 

この吹き流しは、昔の薬玉(くすだま)に由来しているといわれています。

 

薬玉は、最近ではイベントで用いられることがほとんどですが、本来は、香料や薬草を錦の袋に詰めて、その袋に造花などで飾り付けし、五色の糸をたらしたもので、邪気を払う長寿の象徴として用いられていたものです。

 

五色の種類は、赤・青・黄・白・黒または、赤・青・緑・黄・白または、赤・ピンク・青・緑・黄など、いろいろな組み合わせがあります。 

 

このお菓子は、赤・黄・白・青の4色に、こし餡の黒を加えて5色になっています。