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桜の宴(山種美術館)

「桜の宴(さくらのうたげ)」煉切製:菊家 

ピンク色に染めた杏入り煉切を桜の花びらの形にかたどり二つ折りにし、小豆こし餡を包みます。さらに、桜花の型を押し、煉切製の桜花を添え、金箔を散らしたお菓子です。 

 

豊臣秀吉が盛大な花見を催したことでも知られる桜の名所、京都の 醍醐寺のしだれ桜を描いた奥村土牛の代表作《醍醐》がモチーフになっています。 

 

この絵は完成までに10年もの歳月をかけた力作で、独特の質感のある花びらは、薄い色を100回以上も塗り重ねていく独自の手法によって生み出されたものです。 

 

柔らかな春の光をまとって、静かに悠然と咲き誇る桜を、二次元と三次元それぞれの世界で見事に描いていますね。 

 

奥村土牛《醍醐》 

(出典:http://www.yamatane-museum.jp/collection/collection.html)