「雪紅梅（ゆきこうばい）」求肥製：秋色庵大坂家
紅色に染めた求肥生地で黄身餡を包み梅の形に成型した後、新引粉（しんびきこ）をまぶして雪の積もる様を表したお菓子です。
和菓子で雪を表現する場合、氷餅を使うことが多いですが、大坂家さんは新引粉を用いているのが特徴ですね。
新引粉は、見た目は単なる白いつぶつぶですが、作るのに結構手間がかかる材料だそうです。
その作り方は、もちの精白米を水洗いして水に漬け、水を切った後蒸し上げて乾燥させ、さらに粉砕して少しずつ煎り上げて粒状にします。
大きさは米粒大から細粒までいろいろあり、用途により使い分けます。いら粉、真引粉とも呼ばれます。
新引粉のしゃりしゃりとした不思議な食感は、もちもちの求肥との親和性が抜群に高いですね。
