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松寿

「松寿(まつじゅ)」こなし製:豊島屋 
緑と白にぼかし染めたこなしで白小豆入りの白こし餡を包み、「三つ追い松葉の丸」の紋を写した木型で押し抜いたお菓子です。 

「三つ追い松葉の丸」とは、下図のように三つの松葉が円形に連なった家紋のことです。 

 

(出典:きものと悉皆 みなぎ) 


松竹梅はいずれも寒さに強く、歳寒の三友ともよばれ、めでたいものとして慶事によく使われます。 

その中でも、特に松はその変わらぬ緑から不老長寿の象徴であり、神が宿る神聖な木として、古来よりたたえられてきました。 

また、松の字は分解すると「十八の公」となり、これは十八年待って、公=大臣になったという中国の故事に由来するもので、時を待って耐え忍べば、やがてチャンスが訪れて目的を達する訓えにもなっています。 


松は松竹梅の筆頭に位置することもあって、吉祥の最たるものというイメージがあり、まさに新年にふさわしいテーマですね。