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卯の花(そえ田)

「卯の花(うのはな)」きんとん製:そえ田 

黄身餡のまわりに真っ白い薯蕷きんとんを植え付け、さらに目の細かい緑のそぼろを添え、卯の花を写したお菓子です。

 

日本の伝統色に「卯の花色」というのがあるように、古来より「白さ」を形容する言葉としても用いられてきた花ですが、その清爽な白さを前面に押し出した一品ですね。 

 

山芋を練りこんだ薯蕷きんとんは口どけなめらかで、ふわっと山芋の風味が広がり、コクのある黄身餡との相性が抜群でした。 

 

卯の花の開花は5月中旬〜6月頃で、白く清々しい花を咲かせ、古歌には月や雪、波、雲などにたとえられて詠われています。 

 

旧暦四月(卯月)のころに咲くことに由来した名前ですが、茎が空洞なので空木(うつぎ)とも呼ばれ「うつぎの花」が略されて「うの花」となったという説もあります。 

 

ホトトギスとともに初夏の訪れを告げる象徴とされていますね。