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花筏(田園調布あけぼの)

「花筏(はないかだ)」小倉・求肥製:田園調布あげぼの 

求肥を中心にして、その周りを囲うように小豆つぶ餡で包み、さらにその上に、黄色とピンク色に染め分けた短冊状の錦玉とオレンジ色の短冊型羊羹をのせたお菓子です。 

 

職人さんの説明によると、桜の花びらでピンク色に染まった川を旅する船の風景を表しているそうです。

 

桜のピンク以外にも色々な色が使われていますが、黄色は川岸に咲き乱れている菜の花でしょうか、また、オレンジ色はお花見で華やいだ気分や、春の暖かい日射しなどを写しているように感じます。 

 

あけぼのさんのこだわりは、なんといっても自家製餡ですね。 

 

高価な丹波産の大納言小豆を使い、豆の煮炊きから、仕上げまで独自の方法で行っているそうで、特に5年前くらいから徐々に製法を変えて、より美味しい餡になるよう試行錯誤をくりかえし、ようやく満足できる現在の形が完成したと感慨深げに語っておられました。 

 

実際にいただいてみると、小豆の自然の風味がよく生かされた本当に美味しいつぶ餡に仕上がっていましたね! 

 

「花筏」とは、水面に散った花びらが連なって流れていく様子を筏に見立てた風流な言葉で、春の季語になっています。