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水山吹(とらや)

「水山吹(みずやまぶき)」薯蕷製:とらや 

上下の黄色い薯蕷製の生地は咲き乱れる山吹を、中央の黒い羊羹は川の清き流れを表現しています。 1686年(江戸時代)に初めて考案されたお菓子です。 

 

とてもシンプルなお菓子ですが、薯蕷と羊羹の配分が絶妙で見事です。 

 

 

山吹は晩春に、若葉とともに黄金色の花を多数咲かせます。細くしなやかな枝に鈴なりに咲く花は散りやすく、その風情は万葉集以来、詩歌に詠まれてきました。 

 

湿った場所や水辺を好む花なので、渓流や清流沿いの風景によく合います。 

 

山吹にちなんだ菓子も多く、「山吹もち」「八重山吹」「水山吹」などがあります。特に「水山吹」は菓子の絵図帳によく描かれるもので、黄・黒・黄の三段の棹物のデザインが定番です。