雪割草(千草庵)

「雪割草(ゆきわりそう)」黄味しぐれ製:千草庵 
黄味しぐれの生地の割れ目を雪の割れ目に見立て、そこから咲き出た雪割草の花を薄紅色に染めたそぼろで表現。葉っぱは豌豆の緑色であらわし、まだ溶け切らない残雪に見立てた淡雪羹をかけて仕上げています。 


春を告げる花としては、梅、福寿草、蕗の薹(ふきのとう)などがありますが、早春の雪解けの頃花が咲く「雪割草」もまた、春を告げる可愛い小さな花です。 

雪を割るように花を咲かせるので、そのままズバリ「雪割草」と呼ばれています。 

雪割草の花言葉は『忍耐』。まさに風雪に耐えて春に咲く、けなげでいじらしい花ですね。 

まだ雪が残っているところに、雪を割って芽を出し、花を咲かせるこの可憐な花の強靭さに惹かれます。 


雪割草が咲くと、冬もようやく終わりです。 



雪割草の花の姿は、実にバリエーションに富んでいます。一重咲が一般的なのですが、八重咲きから千重咲まで様々で、花色も白、淡桃色、ピンク、赤、淡紫、紫と、これまた多彩です。