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四方の春(ちもと)

「四方の春(よものはる)」求肥製:ちもと 

 

雪の中で気高く咲いた梅の花を表現。四方の春というのは、春のはじめのことで、新年の季語です。

 

「梅有り雪無ければ 精神ならず」(梅が咲いていても雪が降っていないと風景が生き生きとしたものにはならない。) 

 

これは南宋の詩人、方岳の詩の一節で、まさに、このお菓子のこころをひとことでうまく言い表しています。