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金箔羊羹(千葉家)

「金箔羊羹(きんぱくようかん)」羊羹製:千葉家 

練り羊羹の上に金箔を贅沢に1枚敷き、寒天で挟んで2層仕立てにしています。 

 

黄金色にまばゆく輝くその姿は、満月のようにも見えますし、夕陽を浴びてきらきら煌めく海面のようでもあります。 

 

ところで、食用金箔を使った料理やお酒はたくさんありますが、確かに見た目は豪華で華やかな彩りを添えてくれます。

 

しかし、食べたとしても、味や香りはなく、消化も吸収もされないので、栄養にもならず、結局はそのまま消化管を素通りするだけということです。 

 

昔から金箔職人は癌にならないといわれたり、中国やアジア諸国では、古来より漢方薬として金が使用されてきましたが、西洋医学的に見て、医療効果としての裏付けや科学的根拠はないとされています。 

 

まあ、いずれにせよ、金箔がまばゆく輝き、とても美しい贅を尽くしたお菓子として、お年賀や敬老のお祝い、お見合いなど、おめでたい席にはぴったりの和菓子ですね。