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梅酒羹(老松)

「梅酒羹(うめしゅかん)」錦玉製:老松 

 

京都の北野天満宮は梅で有名ですが、ここの梅林では、剪定や除草、実の収穫などのすべての作業を神官によって丁寧に行われます。

 

収穫した梅の実は神前に供えられた後、大福茶用の梅干しにして年末に配られます。 

 

また、北野天満宮の近くにある老舗和菓子店「老松」は、北野天満宮の御用達のお店になっている縁もあり、天満宮で収穫された梅の実を特別に仕入れ、一年ほどかけて梅酒をつくり、それを使い、この「梅酒羹」を作っているのです。 

 

このお菓子、光の加減によって、黄色の色合いが刻々と変化します。

 

 

天神様のありがたい御神梅からできたこのお菓子、それを知って、改めて見ると、神々しい光を放っているように見えますね。 

 

この独特の黄金色はクチナシの天然色素で染めた色です。甘さ控えめで、さっぱりしたこのお菓子、夏によく冷やしていただくと、美味しいだけでなく、天神様のご利益で、少しは頭もよくなるかもしれませんね(笑)